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▶︎ 朝のマインドリフレッシュ

更新日:2024年6月1日

 ひょんなことから出会った本とそれから始まった僕の健康習慣の紹介。


「ずっとやりたかったことをやりなさい」

著:ジュリア・キャメロン


何の気なしにYOUTUBEか何かを見ていた時に本書の紹介があった。

その時は何も思わなかったのだが、それから1年くらい経って、ふと思い出した。

あの本なんだったっけ?。。皆さんもそんなことはないですか?


タイトルはなんとなく覚えていたので、ぐぐってみるとあったあった。そうそうこんなタイトル。アマゾンでチェック。


海外にいると日本の書籍は非常に値段が高い。ここマレーシアにも紀伊國屋があるが、価格は日本の2倍近くに跳ね上がる。ところが、、いまや便利になったのがデジタル書籍。キンドルで探すとしめしめ、ありやがる。


ポチッと買ってみる。躊躇が全くなかった。今思えば何故だろう。別にそんなに安い本でもない。



読んでみた。

そこで出会った「モーニングページ」の言葉。

それは、朝起きたらとにかくノートに思いのままに書き綴れ。というものだ。もちろんそのほかにも色々とやるべきことはつらつらと書いてある。まぁいわゆる自己啓発というか、自分の中のアーティストを目醒めさせよう!みたいな本である。(別に芸術家になれというわけでもないが、人の心の中には誰しもクリエイティブな部分があり、それを活性化させようよ!みたいな感じの本)


私は自慢ではないが、今まで日記というものを書いたことがない。社会人になったころ、システム手帳なるものが流行り、やはり出来るビジネスマンは手帳だよね。と流行にまんまと乗せられて買った記憶はあるが、長続きもせずに埃をかぶってしまった。革製のもので、それなりに高かったような気もする。いろんな種類のノートがリフィルできるようになっており、ついつい色々買ってしまったと思う。まぁ、うまい具合に乗せられる「グッズから入るタイプ」の僕。その後も、仕事に駆られてメモ帳やノートなどはもちろん買うが、大して活用もせず、それを小まめに見返すことなどもない。まぁ、本当にズボラな性格なわけだ。


今回もそんな匂いはしたものの、懲りずにまたやってみようかと無地のA6トラベルノートを買った。(皮のカバーは昔メモを綴じる用に買ったやつがあったので、それを使うことにした)「なんでもいいから思うこと、感じたことを、1日に3ページとにかく書け。それによって貴方は必ず変わるから」本当か?でも、何か心が反応した。次の日朝7時頃。薄暗いベランダでコーヒーを片手にペンを取る。


おっと、、。ノートに書き出す前にもう一つ触れておかなければならない大事なことがあった。万年筆だ。今まで何回かトライしたが、今一つ定着しなかったこのペン。今回何故か必要な気がした。インクは青っぽい黒。あくまでグッズから入る僕。


さぁ、書き始めよう。モーニングページとの出会いや、とりあえず昨日何したかなどをつらつらと書く。日記ではないはずだがついつい書くこともないので、昨日何した、何食べたとか。今日何しようとか。そんなことしか書くことないのか。。とか思いながら、とにかく筆を走らせた。と、、どうだろう。まず最初に感じたのは、万年筆の書き味の面白さ。もしかしたら、買ってきたノートとの紙質の相性というのもあるかもしれないが、なんか気持ちが良い。インクの色もいい感じだし、濃淡のある崩した字も何故かワクワク楽しさを感じた。


「書く楽しさ」


まずはそこに気づく。出来事を書くうちに昔の思い出なども出てくる。何故か子供の頃の嫌な思い出「夏休みの友」。夏休みの宿題は、夏休み最後にまとめて徹夜で頑張っていた思い出など、筆がすらすらと走り出した。3ページは無理だろうと思っていたが、気づくと軽くクリアしていた。書いたあと、なんとも言えない清々しい気持ちになった。これは何故だろう。何をするにもコンピューターを使っていたが、紙に手で書くということ自体が楽しかったし、またその手の動き、書く感触が脳を刺激している。久々に「楽しい」と思える時間だった。


不思議なことに次の日が待ち遠しかった。また書きたい。何を思いつくのだろう。そういった無意識の中の創造性のようなものが楽しみになった。案の定、次の日も最初は日記から始まり、今度はその時どう思ったかとか、昔はどうだったとか。どんどんんと筆が進み、また、たのしい時間を過ごすことができた。


モーニングページを毎日進めると同時に、本の方も読み進めた。このモーニングページというのは心や、頭の掃除、排出ということがわかってきた。


僕はあまり喋るのが得意ではない。もちろん無口でもないとは思うが、あまり自分から話題を提供したりするのは苦手だ。議論や口論になると絶対に勝つことはない。つまり、頭の中がこんがらがってしまうことが多い人間なのだ。そんな僕が、ただただ思いを書くというのは、確かに脳の掃除・排水というのがぴったりだ。(まぁ、こういうブログを書いたり、私小説を書いたりはするので、書くことは嫌いではないが、ちゃんと書くのと、モーニングページはまた意味合いが違うかもしれない)


かくして、このモーニングページ。かれこれ初めていま2ヶ月。1日3ページのノルマもなんのその、たまには中弛みの時もあるが、最近では挿絵なども入れて、さらに充実感を増して来ている。


もともと絵も嫌いではない。軽く書くつもりでマジックを買うところから始め、ついつい最近では水彩絵の具も購入してしまった。簡単セットみたいなのがあって、とってもお手軽だ。3ページ書くと、2ヶ月もすれば2冊目に突入するわけで、そうすると、このモーニングページ。ほんとに楽しいルーティーンになってしまった。旅行にも今やこのノートは欠かせないし、旅先での出来事や、そこでのスケッチなども楽しい。


まだまだ、これが実際に役にたつまでには時間が要るのだろうが、きっとここから生まれる何かがあると思っている。脳のモヤモヤの浄化・排出。これは精神的にも非常に良い事だと思う。もちろん、書くことがストレスになってしまっては本末転倒なので、これを読んだ皆さんも、もし「??』とおもったら、まずはトライしてみて欲しい。とりあえず1週間程度で、向き不向きはわかるだろう。向いている人。おめでとう。きっと1日の楽しみが少し増えるし、脳トレ、脳健康にも必ず役立つはず。


アーティストにはなれないかもしれないが、自分の中のちょっとした才能や得意分野、本当に楽しい事は何かなど、気づきを与えてくれると思う。(ちなみに、ほかにも良いことは書いてあるので、またの機会に紹介しますね)

この本、是非購読をお勧めする。



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