▶︎ 塩と醤油
大分と間が空いてしまいました。皆様暑い夏をいかがお過ごしでしょうか? 今回病気が大分と回復してきたので、一念発起で日本に帰ってみました。環境を変えるとすぐに心がザワザワする。。でもそんなことを言っていたら始まらないし、人生の次のステージに移っていけません。
癌のおかげで「寒さには極端に弱くなってしまった」と思っているので、今回はこの「夏」に標準を合わせ、さぁ、レッツゴーです。福岡が私のホームタウン。故郷を離れてはや三十五年。本当に我が故郷は変わってしまいました。帰るたびに変わる街並みに、なんとなく悲しくなってしまう、そう私は既に年寄りです。
今回は、心の回復具合のチェックと、終の住処を探す帰省が主目的です。そして、なんと言っても地元の美味しいものを今回は堪能したい!(前回の福岡は胃の全摘手術後だったので、何も食べれずじまいでした)よし!今回は美味しい魚や、おいしいラーメン、うどんを思い切り! 胃はないくせに、そんな思いいっぱいの帰省です。
で、で、で、
やっぱりまず最初にトライしたのはラーメンです。長浜ラーメン。これ以上のソウルフードはありません。いつものお店は残念ながら潰れてしまったので、天神の「赤のれん」にきました。
行列に並んだあと、席に座ってオーダーを。さてさて、来ました来ました。このラーメン。芳しい豚骨の香り!まずスープを。。「ん?」
あれ? 何か違う。「麺をずるずる」あれ? なんか違う。どうしたんだろう。以前の感動がそこにはありません。僕の前で食べている奥さんも同じような表情です。「あれ?なんか違うくない?」
隣の息子がいいます。
「大きな声では言えないんだけど…」なになに?
「ここのラーメン。まぁまぁ」
おや? ラーメン大好きの息子までが…どうしたことだ?周りは美味しそうに食べている。店の前にはいつもの如く行列もできていた。きっと何も変わっていない。多分…
そう。変わっていたのは僕らの味覚だった。
それが明確になったのは、後追いできたチャーハンを食べた時だ。
うん。おいしい! ん?もう一口。 あれ?もしかして‥ もういい?
そうです。舌の感覚が家族揃って変わってしまったのでした。
というのも、癌を患ってから食生活にはかなり気を使ってきました。自炊が基本ですが、食材、特に調味料に気を使うようになったんです。今までは出汁なども粉末や液体調味料を使っていたのですが、これを機に、ほぼやめました。出汁は魚や肉からとり、塩も天然の岩塩や海塩。醤油も出来るだけピュアなものを厳選するようにしたんです。それで、、僕だけでなく、これに引きづられてしまった家族。元々健康志向だった家内はともかく、次男もその副次効果が現れたのでした。マレーシアでも、少し前のブログに書いたように、B級グルメもほぼ食べなくなったので、その味覚の変化は、ここ福岡で再認識する事になったのでした。因みにですが、本番長浜で食べた「元祖長浜ラーメン」は美味しかったです。これって単なる好みの変化? 決して赤のれんをディスってるわけでも元祖長浜を推してるわけでもないのでご注意を。トピックはあくまで僕の味覚の話です😅。
まぁ、爺の戯言と思って呼び飛ばしてください(笑)
で、今回、そういうこともあってか、塩、醤油の探索に出かけました。そして出会ったのが糸島の「またいちの塩」「北伊醤油」です。なぜか両方ともプリンを売ってました。これが、なかなか美味い!醤油、塩のおかげで、甘さが際立つんですね。スイカと塩。ベトナムそるとコーヒーの原理です。で、買った塩、醤油で食べると、なんと美味しい事か!素材の味が感じられて、引き立てられる。おにぎりやお刺身が別物になります! 塩、醤油ってこんなに凄いんだとかなり感動してしまいました。確かに北伊しょうゆでは、おばさんがうま口醤油を「美味しい醤油」と皮肉っぽく説明してました。色々混ぜると美味しいんですよね。。と。でも、その甘口と比べると、なんとこの四年もののピュア醤油の際立つことか! あと足しの「旨み」。いらないな。というのが我が家の感想です。あと、ウスターソースも勧められて買ったのですが、これは絶品です。他のウスターよりも多分絶対に完全無欠に美味いです。是非是非皆さん騙されたと思って試してみましょう。もちろん試飲、試食できるので、違いを認識してから購入してくださいね。でも、このこれって、体や舌がある程度浄化されてるから感じるのかなぁ。。とちょっと思うので、もし皆さんの感想と違ってたら御免なさいね。
青い海を前にして食べるプリン。良いですよ〜。
なんの話だっけ😅
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