IPOHのコスパ最高ボーディングスクールを比較してみた。
- Yas 
- 8月4日
- 読了時間: 7分

マレーシアといえども、やはり教育移住にはそれなりにお金はかかります。
ただ、欧米やオーストラリアに行くことを考えれば、その投資額は半額以下になると思って良いと思います。
昨今の円高は、お財布を直撃していますが、マレーシアはローカル価格のものを積極的にとり入れればその生活物価はそこまで高くはありません。
(嗜好品(お酒)は高いです。日本食レストランも高いです)
でも、インフラコスト(食材やガス水道、ガソリン、高速料金などなど)は本当に安いので、日々の生活については眉を吊り上げてお買い物をする必要もないかと思います。それだけでもストレスから解放されます(笑)
その中で、今回はイポーという都市にある学校について注目し、比較してみたいと思います。
REYOUはGFIエデュケーションさんと提携をしており、このIPOHという街のインターによく生徒さんを連れて見学ツアーをしております。私もこの一年で5−6回訪問をし、そのほとんどの方を入学までサポートしております。単身留学のお子様が多いですが、中には母子で来られているご家族もいらっしゃいます。
では、なぜ IPOHなのか?
シンプルに「コストパフォーマンスが高い」これに尽きると思います。

今回ご紹介する学校は、
1) TENBY INTERNATIONAL
2) WEST LAKE INTERNATIONAL
3) SERI BOTANI INTERNATIONAL
の3校になります。教育カリキュラムは英国式でIGCSE(Oレベル)の取得が可能です。
SERI BOATNI以外はAレベルの取得も可能ですが、Aレベルもしくカレッジで、大学入学はクアラルンプールに移る生徒さんも多いようです。

学費が安い=設備が今ひとつ というクアラルンプールの常識を覆す、立派な設備がIPOHのこの3校にはあります。この3校をチョイスした理由は、どの学校も寮を完備しているという点です。
寮なしで母子留学(家族で)ということであれば、IMPERIAL INTERNATIONAL もおすすめです。 (下記をご参考ください)
では、 3校の位置についてです。
IPOHはクアラルンプールから車で2時間強の街です。
マレーシア・ペラ州の州都で、19世紀後半に錫(スズ)鉱山の発展により急成長した街です。かつては「東洋の錫都」と呼ばれ、華人移民を中心に経済が発展しました。
現在は、コロニアル建築、自然景観、食文化で知られ、観光地としても人気です。
人口も現在では100万人に近いのではないでしょうか?中華系マレー人が多いのも特徴です。 (チキンライスや飲茶が美味しい!!) 母子で住むにはやはり車の運転が必須と思いますが、単身で寮に入るのであれば、TENBY、WESTLAKEは100名近い寮生がおり、管理もしっかり行き届いています。SERI BOTANIは設備は整っていますが、まだ寮生の数はそこまで多くありません。寮生の人数は、やはりその管理や設備に直結しますので、個人的には人数が増えてくるまではTENBYかWESTLAKEに入学するのが安心かとも思います。
では学費について、簡単に表にまとめています。
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 | TENBY | WESTLAKE | SERI BOTANI | 
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 | 入試費用 | MYR1,000 | MYR500 | MYR500 | 
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 | 入学金 | MYR4,000 | MYR5,500 | MYR2,500 | 
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 | デポジット | 1学期授業料相当 | 1学期授業料相当 | 1学期授業料相当 | 
| NURSERY | 幼稚園 | MYR10,410 | - | MYR9,000 | 
| RECEPTION | 幼稚園 | MYR10,410 | MYR9,300 | MYR9,000 | 
| Y1 | 小学1年生 | MYR15,480 | MYR13,890 | MYR14,250 | 
| Y2 | 小学2年生 | MYR16,500 | MYR13,890 | MYR14,250 | 
| Y3 | 小学3年生 | MYR21,090 | MYR15,540 | MYR14,970 | 
| Y4 | 小学4年生 | MYR21,090 | MYR15,540 | MYR14,970 | 
| Y5 | 小学5年生 | MYR25,620 | MYR15,900 | MYR17,700 | 
| Y6 | 小学6年生 | MYR25,620 | MYR15,900 | MYR17,700 | 
| Y7 | 中等1年生 | MYR30,900 | MYR22,590 | MYR20,400 | 
| Y8 | 中等2年生 | MYR30,900 | MYR24,150 | MYR20,400 | 
| Y9 | 中等3年生 | MYR30,900 | MYR26,550 | MYR20,400 | 
| Y10 | 中等4年生 | MYR35,490 | MYR28,200 | MYR23,820 | 
| Y11 | 中等5年生 | MYR53,235 | MYR28,200 | MYR23,820 | 
| Y12 | 高等1 | MYR29,490 | MYR27,000 | - | 
| Y13 | 高等2 | MYR29,490 | MYR27,000 | - | 
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| ボーディング | フル | MYR27,000 | MYR20,700 | MYR 23100-20900 | 
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 | ウィークリー | 
 | MYR17,100 | MYR 19800-17600 | 
1MYR=35円で計算ください。92025/8現在) お子様がどの学年に入るのかはこちらのサイトでご確認ください。
TENBY/SERI BOTANIは9月が学期始まり、WESTLAKEは1月が学期始まりです。 TENBYは歴史が深く、全部で5つのインターナショナルをKL、PENANGも含め経営しています。 IPOHはその発祥地でもありますが、近年新校舎に移転しています。 それに対し、WESTLAKE、SERI BOTANBIはまだ歴史が浅いですが、生徒数はどちらも500名を超えており、学校の規模としてはしっかりしています。日本人の割合はどこも10%にも満たない構成です。IPOHという土地柄、KLに比べるとマレーシア人(華人)が多くを占めますが、ケンブリッジ式IGCSEをしっかり取得できますし、校舎の設備はKLと比べても全く遜色ありません。(むしろKLの低価格インターナショナル学校に比べると、充実しています)
学校設備に関しましては、下記サイトを参考ください。
どこも充実しています!
TENBY
WESTLAKE
SERI BOTANI



寮を活用したボーディングスクールを検討される場合、その入学時期は非常に間口が狭いと思われます。というのも、入寮は原則としては中学1年生(日本学年で言うと小学校6年生)から受け付けていますので、そこは問題ないのですが、イギリス式のカリキュラムの場合、IGCSEを取得するのに、Y10(日本で言う中学3年生)の9月には入学しておく必要があるのです。それも、この中学校3年(日本学年で言うと中学校2年の夏まで)に入学する場合、最低でも英検の2級程度の理解度が必要となります。小学生の間であれば、英語が全く喋れなくてもEAL(補講クラス)で手厚いサポートを受ければ、なんとか入学し、IGSCEをクリアすることが可能ですが、中3となるとそうはいきません。(その年齢ではEALを受け付けない学校もあります)
寮のあるなしにかかわらず、もし留学をお考えであれば、できるだけ早い段階での渡航をご検討ください。
ボーディングスクールの寮は、WESTLAKEとSERI BOTANIは敷地内、TENBYは車で3分の位置にあります。(シャトルバスで送迎)週末のどちらかは、管理長や教師が引率のもと、近くのショッピングモールや、アクティビティに参加します。残りの日は寮や学校の施設で過ぎすことになります。
寮は勿論食事完備です。洗濯物も洗濯機は基本的に完備されていますし、ランドリーサービスもあります。独自に家庭教師を契約し、教えに来てもらう学生も多いようです。


スマートフォンやタブレットは夜はロッカーに保管され、夜ふかしをしないように管理されています。日本人のお子様にとって最初のハードルはホームシックと食事です。ホームシックに関していえば、ならない子はいないと言っても過言ではないので、必ず通る道と思ってください。
帰宅後スマホを渡される時間は必ず毎日ありますので、その時に寮のWIFIを使って定期連絡を取ることはできますので、ゆっくりと解消していってください。疎まれるくらいにメールや、定期コールを習慣づけするなどして、まめに連絡を取るようにして良いと思います。
親御さんとのコミュニケーションは本当に大事です。特に中学生は多感な時期ですので、「ライオンの子を谷に落とす」などとは考えずに、過保護なくらいのコミュニケーションを心がけてくださいね。
食事は、マレーシア/インド系料理がむずかしくても中華/西洋があるのが救いです。日本食はないです(泣)
とはいえ、乾物があると少しいいかもしれないですね。フリかけとか海苔や鰹節など。一時帰国の時や、週末のモールショッピングの時などに買いだめできます。どうしてもの時は実家に頼んで送ってもらいましょう。
食事とメンタルは大事にしないと大変です。気づかずに蝕みますからね。どうか注意してくださいね。
簡単に比較しましたが、どの学校もコスパは最高と思います。
ボーディングの場合は基本学校と寮の往復ですので、学校の立地はそこまで重要ではないと思っています。
学校の設備は充実している方が良いのですが、この3校はそれぞれに充実しており、クアラルンプール校に比べても全く引けを取りません。(逆に良いくらいです)
休日のケアを考えた場合、ボーディング生が多い方がその内容は充実してますので、そこは注意が必要と思います。この点を考えますと、TENBY、WESTLAKEに軍配は上がりますが、その分SERI BOTANIは費用が安いです。
大型連休の際は、どの学校も空港までの送迎サービスがありますので、問題ないです。ガーディアンについては、TENBYは寮の管理長が兼務しており、必要がありません。WESTLAKE 、SRI BOTANIは必要ですので、弊社のガーディアンサービズをご検討ください。
他、もっと聞きたい、質問したい!と思われる方、こちらから無料カウンセリングをお申し込みください。お待ちしております!









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